「キャプテンハーロック」を見る

eiga2b.jpg


このところ映画づいている。

週末は撮りに行くぜいとテンションを高めても、晴れだか雨だかメリハリの無い天気が多く、

今週のように台風ときては。中止にするといい加減時間を持て余すのだ。

「風立ちぬ」「終戦のエンペラー」、そして今回「キャプテンハーロック」を見たので、外出できない暇

に任せて書く。


原作松本零士、それこそ風太郎が中坊の頃からあるキャラクター。

松本零士は昔から好きで、古くは「戦場まんがシリーズ」、でも一番好きなのは「ヤマト」でも「999」

でもなくて、「男おいどん」。(若い人は知らないだろなー)


高校生の頃、一度サインをもらった事がある。皆がメーテルとか描いてもらうのに、特にリクエストして

「おいどん」を描いてもらった。松本さんも、はああ?という顔をしていたっけ。


「ハーロック」については、原作がどんなストーリーなのかも実は良く知らず、いい加減なものだが、

とにかく格好いいキャラクターというイメージだけが刷り込まれて幾星霜、この映画のウワサをたまたま

聞いてちょっと懐かしくなったのだ。

しかし当初、「CGに多くを依存した実写」と誤解していたため、主演小栗旬と聞いて一気に熱が冷める。

別に小栗に悪気は無いが、「究極の男前」と思っているハーロックを演じるのは、「峰不二子」を演じる

女優と同じ位、キャスティングのハードルが高いと思ったのだ。大昔、宍戸錠がブラックジャックを演じた

衝撃も蘇る。その後100%CG、小栗は声だけという真相が分かってムネを撫で下ろす。



eiga3b.jpg



映像は文句なく美しい。フルCGが描き出す宇宙空間は、荘厳な神話の世界さえ連想させる。

ひとたび戦闘が始まり、必殺の「ドクロ頭突き」で敵艦が粉砕されるシーンなどは実写を超えると思う。

(というのも変だが)そしてハーロックは文句なしに格好エエ。「世界を変えたければ、この艦(ふね)に乗れ。」

と言われれば、迷わず「乗らせていただきます」と答えてしまいそうだ。

あーきれい、あー格好エエー、あっお姉さんも可愛い、と思っているうちに2時間があっさり過ぎてしまう。



eiga1b.jpg



ストーリーも悪くないと思うが、それを云々するよりこの映画、現在の我国におけるCG技術の凄みと、

ハーロックの男前ぶりをひたすら堪能すべきだし、それだけで充分入場料のモトは取れる。

CGの鬼門とも言える人間の表情も、頬の筋肉の微妙な動き等、ここまで来たかという感じがする。

ジェームズ・キャメロンも絶賛との事だが、ハーロックはむしろ海外での評価が高いそうで、海外戦略も

組み込まれているようだが、やっぱりこのジャンルでのニッポンのコンテンツパワーは凄いと再認識する。



eiga4b.jpg



和製のこの手の映画のクセとして妙に難解なところもあり、はっきり言って子供にはなかなか難しいと思う。

実際観客も風太郎の同世代や若い女性が目立ち、子供が見当たらないあたりが興行的に厳しくならないかと

いう危惧を感じる。一体どういう人にこの映画を見せるのかという、そもそもなマーケティングを詰めないと

水準の高いクリエイターが浮かばれない気がするし、世界を相手にするならオタク共のウンチクなど気にせず、

エンタティメントとしての分かり易さも大事にした方が、とも思うのだが。


しかしこれだけ理想化された男性像を見せられた女性が映画館を出たら、街行く男は皆ジャガイモに見えるだ

ろうなあ。ご愁傷様である。




HPはこちら
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

Copyright(C)2011  FUTARO1980. All rights reserved


「ブログ村」に参加しました。ご訪問の際はポチしていただけると励みになります!
 ↓
にほんブログ村 鉄道ブログ ローカル線へ
にほんブログ村




スポンサーサイト
[ 2013/09/16 20:08 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(6)

ハーロック

ヤマトと999の漫画版にハーロックは
たま~に登場してましたね。
男おいどんはやはりサルマタケと
ラーメンライスですねぇ。
[ 2013/09/16 22:01 ] [ 編集 ]

ターゲティング

マイオさま

キャラクターがオーバーラップするというのは良くあったようですね。
でも実際良く知らないのです。
昔の漫画版やアニメ版を良く知る人は「世界観が違う」類の物言いが強いようですが。

映画そのものは良く出来ていて文句なく楽しめるのですが、
今の若い人に松本零士が響くのか、昔を知ってるオヤジ向けなのか、小栗ファンの女性向けなのか、
はたまたオタク専用か、こういう映画ってターゲティングが難しいよなあと。
[ 2013/09/16 23:09 ] [ 編集 ]

こんにちは

おお、ハーロックも見に行かれたんですね
風立ちぬと言い ハーロックと言い、見たくても映画館が遠くてなかなか思いきれない私です(^^;)
迫力あるCG画面 是非見たいですねえ

私も松本零士作品は世代ど真ん中です
男おいどんも記憶にあります 押し入れから雪崩れてくるおびただしいサルマタが衝撃だったような

ザ・コクピットという、戦闘機ものの松本氏の漫画がお気に入りで持ってますが
宮崎駿と言い、松本氏と言い、女性の描き方・・・姿かたちではなく、女性の在り方と言うか・・・・それがあまりにそれぞれの「こうであってほしい」願望が出過ぎていて
それは いまでも腑に落ちないとこ満載なんですけれど

ハーロックはかっこよすぎて(^^;)  
「こんなオトコいない」ということも理解済みで松本作品と向かい合わねばなりません
 
オトコって 信じたモノ 好きなモノ 大切にしているモノへの集中度が深い・・集中の及ぶ範囲は狭いけど
なんか 最近特にそう思うんですが 実際のとこどんなもんなんでしょうねえ・・・
  



[ 2013/09/16 23:28 ] [ 編集 ]

男はロマンチスト

Jam さま

いやここにも居ましたね、ハーロック世代が(^^;
どう見てもオトコ専用と思われる「コクピット」や「おいどん」まで目を通されてるとはオドロキ。

モノへの集中度。
女性だって物凄く深い趣味人は大勢居ますし、男女差は無いと思うのですが、
強いて言うなら月並みですが、「男はロマンチスト、女はリアリスト」に行きつくかと。
ロマンチックな幻想は永遠かつ深遠ですから。
女性像が極度に理想化されているのも、ロマンの対象ですから致し方ありません。
まあロマンチックだけで生きていける程、オトコ社会も甘くないのですが、
超リアルな世界をプチッときれいに切り替えるスイッチを何処かに持っていて、バランスを保っているのかも知れません。

ハーロックもあくまで男サイドから見た理想像で、女性から見たらどうなのか興味がありますが、
やっぱり「格好エエ」んでしょうねえ。

実際「格好エエ」です。アドレナリンが湧きあがります。
「風立ちぬ」はテレビでもいい感じですが、「ハーロック」は映画館で見たいですねえ。
[ 2013/09/17 00:28 ] [ 編集 ]

ハーロック

風太郎さま

予告編を映画館で見ましたが、電関人的には大好きなキャラなので、
ちょっとなぁーやりすぎかもーっと思ってしまう。
ただ、アニメでは出せない遠近感は・・・と評価します。
確かにマーケが難しい作品です。
[ 2013/09/17 07:16 ] [ 編集 ]

別個の世界観

狂電関人さま

リアリティのある100%CGは初めて見たのでそれだけで感動してしまいました。
漫画も手書きアニメもCGもそれぞれ別個の世界観になるのは必然かと。
それを是とするか非とするか、ですね。
[ 2013/09/17 20:40 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://futaro1980.blog.fc2.com/tb.php/593-343077ff