看板の賑わい

oigawa shimoizumi1b
  大井川鐡道  下泉     1988年



待合室に素朴な木製ベンチはローカル駅の定番だが、国鉄とは増収施策への熱心度合が違う私鉄の場合、

ベンチの背もたれさえこんな看板で埋まっていた。

写真館、文房具屋、薬屋。「百貨店」は何でも屋か。ささやかながら田舎町の賑わいも感じられて楽しい。

もちろんこの当時でも地方の衰退は顕著に進んでいたから、そんな賑わいはとうに過去のものになっていたのだが。


昨年大井川を再び訪ねた折にこの駅にも立ち寄ったが、駅員と共にこの特徴あるベンチも姿を消していた。

駅と町の長い長い時の流れを宿したモノたちを、せめて語り部として残せなかったのか、残念である。





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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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風太郎様

ベンチの背もたれ
そこにある 商店街の広告の文字
それぞれ 文字に特徴があります
お店の方が ご自分の店への愛着心をもって書かれたのだと感じます
背後にあるベンチ
一際 印象的です
文字が 墨 筆で書かれているように感じます
それも 相当な 書の心得がある方が書いているかのように感じます
一筆 一筆 商売繁盛を願い 書かれたのでしょうね
その思いが こもった お写真
しっかり 受け止めさせていただきました
[ 2014/01/26 23:25 ] [ 編集 ]

ステータス

りらさま

一枚一枚の看板の文字は統一が取れていますし、多分看板屋さんが一括して書いたのだと思います。

それにしても手描きの文字には味がありますし、かすれて消えつつある部分は、
この看板を背にした人の多さを物語りますね。

掲載効果はいかばかりなのか、広告料はいくらだったのかなど興味は尽きませんが、
多分商店主にとっては「おらが駅」に店名を出すこと自体がステータスだったろうと思うのです。

出来る事ならこれらの店の盛業時の町並みを見てみたい気がします。
[ 2014/01/27 00:01 ] [ 編集 ]

駅のベンチ

風太郎さま

昭和の当たり前の風景が、広告入りの駅のベンチ。
でもこの縦書きの物は珍しいですね!
新緑の頃、大井川にも行ってみたいです。
こちらも合宿はりますか!?
[ 2014/01/27 07:16 ] [ 編集 ]

下泉

こんばんは。

確かに、このベンチはとっても珍しいですね。

国鉄(JR)では見たことがありませんもの。

でもこのお写真を拝見すると、

人の気配がするだけで、

とっても暖かく感じます。

この駅も3年ほど前までは

駅員さんが居たんですけどね。

あぁ~。大井川行きたい病が

「ムズムズ」してきました(笑)
[ 2014/01/27 21:41 ] [ 編集 ]

レトロベンチ

狂電関人 さま

私もこういうのはあまりお目にかかった事がありません。
ゴミになっていたら悲しいですが、どこかの「懐かしの昭和コレクション」に鎮座しているような気もするのですが。

大井川、桜の季節に行きたいなあと思っているのですが、小湊と被り?!
[ 2014/01/27 22:43 ] [ 編集 ]

下泉

いぬばしり さま

3年前まで駅員が居たんですか。その頃行きたかったですねえ。
待合室の真ん中に鎮座していたこのベンチが撤去され、
風が吹き抜けるようにガランと寂しい無人駅の風景になっていて、がっくり来ましたねえ。

何事も「あるうち」が華ですねえ。
[ 2014/01/27 22:47 ] [ 編集 ]

こんにちは。
もしかして、ベンチの看板ははめ込み式でしょうか?
出資してくれなくなったらはずされて、新しい出資者の看板と入れ替えられる、といった具合に。。。
[ 2014/01/28 12:27 ] [ 編集 ]

永代掲示権?

いろもりカラス さま

なるほど。外枠の内部に遊びがあって交換が出来るのかも知れませんね。
でも一度も交換されていないような感じも。

ひょっとしたらこのベンチの制作にあたり募られたスポンサーで、
「永代掲示権付き」だったのかも、などと想像するのも楽しいですね。
[ 2014/01/28 22:20 ] [ 編集 ]

1988年といえば日本のバブル期と重なりますが、あの浮かれた時代とは無縁の光景に見えますね。
何とも魅力的なベンチ。
この写真が残っているだけでも幸せなことだと思います。
[ 2014/01/28 23:54 ] [ 編集 ]

ニッポンの片隅

m_HAL さま

そうですね、バブルから取り残されたニッポンの片隅ですね。
地方に行けば、まだまだこういうモノはざらにありましたし、
この時も写材として飛びつく様な印象は持たなかったようです。
中途半端な構図のこのワンカットしか残っていないのが悔やまれます。
こういうモノが本当に消え去ったのは、やはり21世紀に入ってから、
都会と田舎がいよいよ同質化した頃のような気がします。
[ 2014/01/29 00:23 ] [ 編集 ]

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