アジャスティグマ

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近年乱視に悩まされている。

なんでも乱視は遺伝性が強いそうで、生まれた時からあったものが寄る年波と共に表面化したのだろうとの事。

近視遠視がピンボケ写真だとすれば乱視は手ブレ写真に近く、どこにもフォーカスポイントが無いばかりか、

モノが二重に見えたりする。

決定的だったのは東京ドームの外野席から見る巨人のショートの背番号がはっきり「66」に見えた事で、

「おんやあ?66って誰よ。ひょっとして坂本欠場!?」とまで口にしてしまった後で、

「6だよ、普通に坂本だろ。」「プレーボール前から出来上がってるのか。」と突っ込みが入る始末。

メガネはかける事にしたものの、着用者はご承知の通り、ことカメラとの付き合いになるとアイポイントの問題

はもとより、実際大してピントの山が掴めないのが現実なのだ。

ちなみに「視度補正」は近視遠視には有効だが、一定の角度を持ったブレである乱視には無力である。


そんな折も折、広告で見かけたのが「乱視対策、カメラに付けるメガネ」である。

アジャスティグマなるこの商品は、オプトオオノという東京都下はあきる野の個人メガネ店のオーナーが開発

したもので、ファインダーのアイピースに装着する、まさに「乱視用メガネ」。

オーナーご自身が歴代Fシリーズ持ちの写真好きで、乱視の自分のために手作りしたものを商品として販売し

始めたとの事。

何度か電話やメールでやり取りし、サンプルまで送ってもらって効果を確認したうえで購入に踏み切ったのだが、

やはり写真好きならではの視点があって、このヒトが作ったものならという信用を感じたのが大きい。

風太郎の度に合わせて調整した完成品を装着してみると、まさに目からウロコの見え味である。

ボケたファインダーでピント合わせをしていたかと思うと恐ろしくもあるし、いかに今までAFに頼り切っていたか

が分かる。

ファインダーにスーと浮き上がるピントのヤマは美しく、マニュアルフォーカスの楽しさを再認識する、というか

コイツ無しではもう怖くて出来ない。付けてから撮影時のメガネは一切不要になった。


一定の角度を持ってする乱視補正の特性から、カメラをタテ位置に構えた場合、リングを90度回転させる必要がある

のが原理的な泣き所ではある。(個々のカメラ毎のネジの切り方に応じて調整されたクリックストップあり)

また既存アイピースを上に重ねるノーマルな仕様では、ガラス間に空気層が出来るためか寒冷地では曇り易いという

問題点が発見されたが、既存アイピースのガラスを外して素通しにすれば解決かと対策を検討中。


レンズ一本分のお値段をどう見るかは価値観次第だが、ほぼオーダーメードである事を考えればやむを得ないのかも

知れない。

AF時代になって軽視されがちだが、カメラにとってファインダーは極めて重要なパーツと思うし、

シャープなファインダー像を愛でるのもカメラ道楽の幸せでもある。

22φのファインダーネジ径を持つF3以降の一桁やD700、800あたりはそのまま装着可能。

その他ニコン以外にも装着できる各種アダプターもあるようなので、興味のある人は下記のHPへ。


オプトオオノ

大野さん、約束通りブログで宣伝したからアフターフォローも宜しくお願いしますね!


三ノ輪橋界隈の夕暮れ。AFが怪しくなるこの時間帯は、確実なMFの復権の場。



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  都電荒川線  2013年




HPはこちら
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2014/02/20 21:16 ] 写真道具 | TB(0) | CM(8)

優れもの。

風太郎さま

いいものを見つけられましたね。
電関人も一時期乱視の疑いがもたれましたが
どうやら一時的なものだったようで、最近は
老眼の方も一定のレベルで止まっているようです。
[ 2014/02/20 22:39 ] [ 編集 ]

インターフェース

狂電関人 さま

ムムムなお値段で半信半疑だったのですが、
まあ一度覗いてみて下さい、という言葉にほだされれば・・・買わない訳に行かなくなりました。
やっぱりカメラと人間の大事なインターフェースですから、妥協は禁物なのかも知れません。

必要なのに誰も思い付かなかった商品と言うのもあるもんだなあと。
[ 2014/02/20 23:02 ] [ 編集 ]

福音ですね

乱視オンリーの方には福音のようなもの
ですね。私の場合、小学生からの近視と
中学生からの乱視の組み合わせ。
現役蒸気撮影のころはヤマカンでピン合わせ
してましたが、AF登場は福音でした。
MFでいけるということがうらやましいです。
復活させたいMFレンズが手元に多くあるんですが
死蔵在庫と化しています。
[ 2014/02/21 09:33 ] [ 編集 ]

二重苦でもなんとか。

マイオさま

マイオさんも乱視持ちでしたか。
私も軽い近視が入っているようですが、
メガネ屋さんに言わせれば乱視に対してはこのパーツ、
近視に対してはカメラの視度補正で対応して下さいとのこと。
両方入っている私もそれでよく見えますので。

まあ何だかんだでAFが一番安全確実なんですがねえ。
気分の問題でもありますな。
[ 2014/02/21 22:18 ] [ 編集 ]

こんばんは。
このようなものがあるのですね~
私は近視でメガネを掛けますが
それでもやはり視界ははクリアとは言えず
もっぱらAF使用者です。
これって、カメラ好きの乱視の方には福音ですね!
以前眼科にいましたので、目にはちょっと注意が行きます。
患者さんも乱視には苦労されていましたので…。

でも、人間の目ほど正確で素晴らしいレンズはないそうです。
心のレンズでは、時に見ないほうがいいものまで見えてしまいますが。

三ノ輪橋界隈の夕暮れ、いいですね。
生活感があって優しくて。
[ 2014/02/23 00:32 ] [ 編集 ]

道楽的な

おぼろ さま

そうですね。実際のところ最新レンズはMFでのピント合わせなど二の次の構造になっていますし、
AFの方が確実なのは事実です。

でもミラー付の一眼レフではシャッター以前の「ファインダーの風景」というのも結構重要で、
それがシャキッと見えればモチベーションが違います。
そのあたりが実用性とはまた別の次元の、道楽的な拘りと言う奴でしょうか。

いずれにしても目が命の趣味ですから大事にしなければとは思います。
心のレンズは澄んでいるのか曇っているのか、はたまたピンボケなのか、自分ではよく分かりませんがねえ。


[ 2014/02/23 10:38 ] [ 編集 ]

風太郎様

お写真 拝見していて思いました
映画 ALWAYS 三丁目の夕日の世界だなと・・・・
一際 2枚目のお写真は 自転車に乗っている人が映画の中の登場人物の一人かのように思えました
店内の野菜の置き方も興味深いです
裸電球の輝きが野菜を照らす様子もいいですね
この店で買い物をする方は写真に写っている女性とお話しをしながら買うことが出来るのですよね
そんなことは今では贅沢なことになっていますから・・・・
近隣に住む方が羨ましいくらいです
[ 2015/08/14 06:46 ] [ 編集 ]

町の懐


りらさま

八百屋さん、こういう店はとんと見かけなくなりましたね。
とうの昔に消えてもおかしくない店を生き永らえさせている、この町の懐の深さを感じます。
奇跡のように残った風景、写真も丁寧に心を込めて記録せねばと。
[ 2015/08/14 19:33 ] [ 編集 ]

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