「わ鐡」を偵察   その3      鉱の記憶

watarase20140426_131take1b.jpg
  わたらせ渓谷鐡道  通洞    2014年4月



今回はロケハンが主なので全線に渡って車を走らせる。

渡良瀬の渓流もまあキレイだが、風太郎のハートをガツンと捉えたのは足尾銅山の枯れた鉱山住宅街。

結局この通洞周辺に随分長く張り付いてしまった。

上の写真は選鉱場跡の下部にあるコンクリート造の巨大な水槽で、鉱山によくある沈澱槽の類ではと思う。

今も満々と水を湛えて、周囲にはやや不気味な雰囲気も漂う。


鉱山住宅にまだ暮らす人は思いのほか多いようだ。

長屋造りの住宅はトイレさえ外にしか無いようで、共同のそれが必ず脇に建つあたり、

遠い昔のコミュニティが今も息づいているように見える。

ところどころにある堅固な煉瓦壁は、大火の際の防火壁ではないかと思う。

この山の中に都会並みの人口密度なのだ。

鉱山の記憶を留めたまま、時計の針を停めたような町。




watarase20140426_143take1b.jpg

watarase20140426_116take1b.jpg

watarase20140426_181take1b.jpg




「観光トロッコ列車 わたらせ渓谷号」のユル過ぎなヘッドマークはしゃあしゃあとカットして、

かつて精錬用の濃硫酸を満載してヤマを往復した武骨な機関車を、イメージだけでも蘇らせてみました。





watarase20140426_167take1b.jpg



HPはこちら
「風太郎の1980年田舎列車の旅」

Copyright © 2014 風太郎のPな日々 All rights reserved


「ブログ村」に参加しました。ご訪問の際はポチしていただけると励みになります!
 ↓
にほんブログ村 鉄道ブログ ローカル線へ
にほんブログ村


スポンサーサイト
[ 2014/05/20 20:42 ] 最近の旅 関東 | TB(0) | CM(10)

迫力

こんばんは。

確かにそそりますねぇ。
写真もモノクロにした事で
迫力十分、おどろしさすら感じます。
いやぁ、このお写真拝見して行きたくなってしまいました。

そう言えば、ここ通洞周辺、わ鉄の詳細記事は、
hmdさまの記事がとても詳細で、一見の価値有りです。
もし宜しければご覧下さい。
[ 2014/05/20 22:10 ] [ 編集 ]

通洞

いぬばしりさま

この日はいいお天気だったのですが、通洞周辺まで来たところでにわかに黒雲が出て雨まで降りだし、
それはそれでらしい雰囲気になりましたね。

もう少し撮り込めばここでしか撮れないような写真をモノに出来そうな気がします。

hmdさんのブログは前に読んで記憶があるのですが、すっかり忘れたまま現地に行ってしまい、
いろいろ参考になったのにと後悔しているところです。
丹念に現地を歩かれているので貴重ですよね。
[ 2014/05/20 22:54 ] [ 編集 ]

風太郎 様

足尾鉱毒事件を思いださずにはいられません
また 田中正造氏の尽力をも思います
鉱毒沈殿用の渡良瀬遊水地
一枚目のお写真を拝見した時
それを想い 愕然としました
鉱山住宅は まだ残っていたのですね
そして そこには 人々が暮らしの営みがあったのですね
今回のお写真は 直視するのが苦しいくらいです
でも その現在の現実を目前にした時
決して目と心をそらしてはならないのだと思います
「この山の中に都会並みの人口密度」
それも 初めて知りました
感慨深いものがあり 到底書ききれません
以前から 写真にまで撮ることは出来なくとも 
日本の公害事件の原点である足尾鉱山あとに行ってみたいと思っていました
アクセスが悪く 中々思うようになりませんでした
風太郎 様が撮影に行かれてこうしてアップされて下さり 感謝しています
「ユル過ぎなヘッドマーク」
私のような 列車の知識が拙い者でも初めて見た時は 落胆しました
今日は 写真とは・・・・
改めて考えることが出来ました
今でもこの地に暮らす人々
その暮らしぶりの描写
衝撃といってもいい程でした
様々なことを思い浮かべ 考えました
今回のお写真
忘却することなど出来はしません
本当に有難う御座います
[ 2014/05/21 06:43 ] [ 編集 ]

おはようございます♪

風太郎さんのお写真は…生活を感じる暖かいものがありますね!!そ

モノクロがまたまた…引き付けるのでしょうか

私も近いうち、わたらせ行きたいです(*^^*)
[ 2014/05/21 08:06 ] [ 編集 ]

わ鉄の鉱山住宅良いですねぇ

かつての北海道の炭鉱住宅を彷彿されます

関東周辺にもにもまだまだいい味の所あるもんですね

ラストの写真GOODです、雰囲気出てますよ

私も訪問したくなりました
[ 2014/05/21 11:06 ] [ 編集 ]

「足尾線」

りら さま

やっぱりここは「わたらせ渓谷鐡道」ではなく、「足尾線」なんだと思い出させる場所ですね。
鉱山住宅は、主たる企業の撤退後、公営住宅になっていると聞きます。
鉱毒に怯えつつも住み続けた人々は、様々な理由で帰る故郷が無く、
ここに骨を埋めるのかも知れません。
近代日本の負の遺産たるこの場所にも様々な人生ありです。

現在の「足尾線」が観光で成り立っているのは否めませんが、
そんなむき出しの現実の前に、観光トロッコ列車はあまりにも浮き上がっているように思いました。
初めて見る「異界」にワクワク半分、でもふと無言になってしまう風景です。

[ 2014/05/21 21:21 ] [ 編集 ]

生活の匂い

くるみさま

生活の匂いプンプンでこそのローカル線です。
こればかりは何歳になってもブレません!
モノクロはいいですよお。色が無い分、被写体の内面に迫る所があります。
西へ東へ飛び回るくるみさんのこと、わたらせにも突然現れるものと期待しております。
[ 2014/05/21 21:31 ] [ 編集 ]

鉱山住宅

popoman さま

北海道の炭鉱などは、閉山後一気にゴーストタウンになってしまうところが多いようですが、
ここに住み続けている人が居て、昔ながらの長屋住宅が残っているとは驚きでした。
「足尾線」もC12ゆかりの場所、真岡から借りて来て走らせたらいいのになあと思いますがねえ。
[ 2014/05/21 21:36 ] [ 編集 ]

遅コメ(^^ゞ

風太郎さま

町中の写真が、北井さんのそれと同じアングル!!やっぱり似た感性のカメラマンはあんぐるまで似るのでしょうなぁ。
わ鐵、興味深く拝見いたしました。
[ 2014/05/24 10:28 ] [ 編集 ]

北井写真

狂電関人さま

北井写真にこんなのありましたっけ。「村へ」かな。

なかなかデイープですよ、わ鐵の奥地は。
[ 2014/05/26 00:43 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://futaro1980.blog.fc2.com/tb.php/731-3f87dc45