夏も近づく。 大井川紀行  その4     火と水

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蒸気機関車は時代の必然から生まれた。

時は流れて必然は失われ、永遠の眠りにつくはずの蒸気機関車は、

ある種のマーケティングとして復活することになる。

架線の下を走る蒸気機関車。

復活蒸気に対する疑問は尽きないが、「生きてる機械」とされるその息遣いを真近に、

そして時間を掛けて観察できるのは、マーケティングの恩恵と言えなくもない。





全て大井川鐡道 C56及びC10   千頭     2014年5月   


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こうして眺めれば、蒸気機関車というのはなんとまあびしょ濡れな機械よの、と実感する。

熱せられた水が気化膨張し、役目を終えた後再び水に還っていく輪廻がそこにある。

火と水。この世のおよそ根源的な存在を巨大なエネルギーに変換する、蒸気機関という名の魔法。

滴る水と炎の色は、蒸気機関車が必然だった時代と何ら変わることなく。

人間たちの思惑や脚色を尻目に、これだけは嘘ではないと訴えるようだ。





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[ 2014/06/06 20:31 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(12)

濡れ

こんばんは。

蒸気機関車の鉄塊とオイルの香りが漂ってきそうなお写真ですね。
確かに蒸気機関車の、特に下半分はオイルまみれですよね。
特に大井川のカマはJRのそれと違って現役感バッチリです。

改めて蒸気機関車はイイなぁと思わせるお写真、有難う御座います。
川根行きたくなっちゃいますね(笑)
[ 2014/06/06 21:38 ] [ 編集 ]

風太郎様

お写真 長い間見つめていました
素直な感想を言わせて頂きます
生きています
呼吸しています
働いています
輝いています

それが観光が主な目的となった今
それでも 以前と何ら変わりはないでしょう
彼には そんなことはどうでも良いことでしょう
自分が必要とされていること
それが大事なのだと思います

タイから帰還したC56
第二次世界大戦中は大変でしたね
傷だらけだったことでしょう
故郷に戻れて良かったですね
平和な光景の中 走行出来て嬉しいことでしょう
現在日本で走行している貴方のお仲間はいないはずです
一人は靖国神社にいますが展示されているだけです 会いましたが・・・・
やはり 走行している貴方に魅力を感じます

風太郎様は・・・風太郎様は・・・
また 私を泣かして・・・
[ 2014/06/06 22:01 ] [ 編集 ]

リアリティ

いぬばしり さま

JRのそれは真近に観察した事がないので比較論はよく分かりませんが、
ほぼ毎日動いている罐ゆえ、必ずしも見世物的に磨き上げられていないところがリアリティを残しているのかと思います。

今回、大井川のSLは千頭でかぶりつきと決めていました。
長い停車時間や協力的な乗務員氏のお蔭で、心ゆくまで撮り込むことが出来ました。
[ 2014/06/06 23:52 ] [ 編集 ]

真実の在りか

りらさま

正直なところ、イベントや観光目的の蒸気機関車には写欲が湧きません。
理由は長く私の写真を見て頂いているりらさんならお察しいただけるかと思うのですが。

ただ火と水という蒸気機関車の命の根源は、走る目的が何であれ変わらぬ真実を宿しているように思うのです。
そんな気持ちに率直にシャッターを押してみました。

仰る通りタイに送られ戻って来た、数奇な運命を秘めた機関車です。
スポークの動輪は激戦地のレールを踏んでいたのと何も変わりません。これもまた、真実の在りかです。
[ 2014/06/07 00:06 ] [ 編集 ]

無機質の鉄や真鍮や銅が風太郎さんに命を吹き込まれ見事に光り輝いていますね。
風太郎マジックに酔いしれています。
[ 2014/06/07 08:30 ] [ 編集 ]

見世物であったとしても

はせがわさま

有難うございます。

例え見世物であったとしても、動く原理まで突き詰めればそれは本物であり、
本物にしかないリアリティが宿るように思います。

はせがわさんのリアリズム追求の前には、まだまだ甘いと言われそうですが、
多少の感傷は入っているにしても現代のローカル線のリアルを追っているつもりです。
今後ともご指導ください。
[ 2014/06/07 11:02 ] [ 編集 ]

寄り。

風太郎さま

もはや完成の域。

先輩の「寄り」には脱帽です。
そうそう、来月地元で個展を開催することが
決まりました。
改めてご案内いたします!!
[ 2014/06/08 07:53 ] [ 編集 ]

被写界深度

狂電関人さま

ほとんどの写真はV1で撮っています。
スモールフォーマットの深い被写界深度もこういう被写体では有難く。

個展ですかあ。それは楽しみですね。
[ 2014/06/08 08:41 ] [ 編集 ]

こんにちは

うちのテツ息子の撮る写真
それこそ4歳の時使っていた2000円ほどのフィルムカメラで撮った写真がお店の現像から写真となって戻って来た時
その写真のほとんどが車両の各パーツで 
しばらくそれが続いて 現像のお金が我が家のお財布から出ていく時 しみじみとまるで悟りを開いたかのような気持ちになってたことを思い出します(笑)

それはそれは大事に大事に息子の机や何かの箱の中にしまわれていて きっと時々出してはにんまりしていたのでしょう 自分の好きなものが手の中にあったのですし、撮った時の記憶も湧いてくるし
それらの写真は 発達障害と言われていた息子にとっての、表出言語の代わりのような気が 今もしています
(つくづくデジタルカメラのありがたさも思いますが) 

いろんな撮り方をするようになった息子ですが 蒸気機関車にカメラを向けると やっぱりひとつひとつの手仕事を撮るかのように、うんと近づいた写真を撮っています やっぱいいなーとか言って
 
その無機質なモノは生きておりますね お写真ひとつひとつが車両と撮影者のポートレイトのような気がしてきます
  
[ 2014/06/08 10:36 ] [ 編集 ]

自己表現

Jam さま

大概の男のコはメカニックなものにフェティシズムがあって、
それがなかなか手中に出来ないものであれば、
写真で代替するのもまた自然な成り行きで。

蒸気機関車のようなプリミティブな対象もさることながら、
最新ジェット旅客機の電子の要塞のようなコクピットとかだって、
許されるなら舐めるように撮ってみたいなあと思いますもの。
そのあたり、歳をとっても変わらないものはあるようです。

息子さんは普通の子には無い感性とオリジナリティをお持ちなのだと思います。
高校生位の子でしたら単なる模倣から離れられないのが普通で、
よくある作例写真をなぞる程度でしょう。
心の在りようを言葉では無く、映像で表現出来るのが写真です。
息子さんもだんだん大人になっていく中で、
そんな自己表現の機会が拡がって行くといいですね。
[ 2014/06/08 11:22 ] [ 編集 ]

便乗?

風太郎さま

もしかして、大井川の蒸機に便乗させていただいたとか??
[ 2014/06/08 13:56 ] [ 編集 ]

いえいえ

狂電関人 さま

いえいえ、便乗はしていませんよ。
千頭駅のホームから撮っただけです。
乗務員氏も慣れているというか、暗黙の撮影タイムもあって結構自由に撮れましたよ。
一往復のみの期間でしたが、千頭に張り付いて撮った2日分の写真を並べています。
[ 2014/06/08 19:03 ] [ 編集 ]

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