夏も近づく。 大井川紀行  その8     過ぎし日々

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デッキの向こうから覗く前照灯は、現役世代にとってはムネがキュンとなりそうな景色ではないだろうか。

大井川鐡道には、いまや蒸気機関車以上に希少価値があるのではと思える旧型客車がまだまだ頑張っている。

蒸気機関車を復活させたいなら、客車をはじめそれを取り巻く世界観まで復活させないと。

その点に固執する風太郎としては、大井川鐡道の姿勢には大いに共感するところである。

   

   大井川鐡道   オハ35他       2014年5月
 


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下手をすれば戦前、更新されていても戦後の混乱期の空気が沈殿しているような車内。

物心ついた頃には高度成長さえ終わっていた風太郎の世代も、1980年代半ばまで残ったこれらの客車には、

幸いにして記憶の糸が繋がる。

くぐもったような走行音とカーブのたびにギギギと悲鳴をあげる車体。

隅々まで染み込んだような蒸気機関車の煤煙と床油の匂い。微かな消毒液の匂いも混ざっていたな。

夜行列車の長い長い気怠い時間は、くの字になって群青色のモケットに頬を押し付けた感触と共にある。

五感に響くような、今は遠くなった旅の記憶の断片だ。





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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2014/06/14 11:57 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(8)

風太郎様

1枚目のお写真
5枚目のお写真
7枚目のお写真
青系の色
滑らかで 肌触りの良さ
モケットの質感が存分に伝わってきます
それぞれ 構図に個性がありますが・・
一際 最後のお写真に魅了されました
撮影位置はどこからなのか 大分考えました
列車内からではなく 外から窓越しに撮影されたのでしょうか・・・
お手数ですが お時間ある時教えて頂きたく宜しくお願い致します
[ 2014/06/14 20:45 ] [ 編集 ]

ご賢察

りら さま

撮影ポジションの不思議さに気付くとは、りらさんも立派に撮り鉄してきましたね。
ご賢察の通り、開いていた窓越しに外から撮っています。
超広角レンズを使えば中からでも撮れますが、嫌な歪が出ますからね。
35mm相当の画角により自然な描写で撮れたかと思っています。
[ 2014/06/14 21:43 ] [ 編集 ]

大井川の旧客

風太郎さま

味があるのは好いのですが、お世辞にも乗り心地が
良いとは言えないようで・・・
[ 2014/06/15 16:46 ] [ 編集 ]

絶滅危惧種

狂電関人さま

乗り心地が悪いのもエアコンが無いのも世界観のひとつです!
それが嫌なら最新車両のみで旅すれば宜しいかと。

しかしこれからの季節、暑いと文句を言うお客もいれば、
この車両をJRに貸し出したら、という提案もあるそうですが、
車両の整備基準がJRと異なり、東海道線を走らせてくれないのだとか。

この客車たちも絶滅危惧種としてここ大井川で生涯を終えるのでしょうか。
[ 2014/06/15 18:59 ] [ 編集 ]

そうじゃなくて・・・

風太郎さま

勘違いなさらないでください。
トラストのスハフ43を含め、TR47台車を履いた
急行型がいるにもかかわらずです。。。
そういうのをもう少し周りが何とかすべきという話です。
まぁ保線も問題ありなのですがね。。。
[ 2014/06/15 20:54 ] [ 編集 ]

乗り心地の違いは分からないもので・・・。

狂電関人 さま

そうですか。
正直TR11とTR47の乗り心地の違いが分からなかった(意識しなかった)風太郎ですから、
どれも五十歩百歩という考えしか無く。

TR47にもかかわらず、ですか。車両整備の問題なのか、保線の問題なのかは良く分かりません。
何だかんだで車両の整備基準に比べれば線路保守の基準の方がファジーでしょうし、
保線の問題が大きいのではないでしょうか。
[ 2014/06/15 21:37 ] [ 編集 ]

旧客車の暖かい雰囲気

風太郎さま
旧客車のいい雰囲気が出ていますね。
中学生の頃に、京都から山陰線のDD51牽引の客車に乗ったのを思い出します。汽笛の音とともに、ガタンとくる振動・・・。鉄道の醍醐味かもしれません。
[ 2014/06/17 10:27 ] [ 編集 ]

部分

KAZUさま

山陰鈍行は旧型客車の旅を飽きるほど堪能出来ましたね。私も懐かしいです。

ある「部分」を撮ってもっと大きな世界を想像させる、という点で、KAZUさんのアプローチは参考になります。
しつこい説明より余程饒舌なところもありますよね。
[ 2014/06/17 21:24 ] [ 編集 ]

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