鉄の匂い

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   七尾線  七尾機関区  1988年




前回 http://futaro1980.blog.fc2.com/blog-entry-83.html の続き



思わぬ「現役っぽさ」にテンション上がって、下回りをしつこく撮る。


クランクの鉄塊は鈍く光ってブロンズの彫刻作品を思わせるが、点々と残る点検用ハンマー

の打痕は、これがあくまで生きて働く機械であることを伝える。

ロッドの直線は鋭利な刃物のような緊張感があり、優美な曲線を描くスポーク動輪と好対照だ。

吐き出されるスチームは、生き物の息遣いのよう。

漂う鉄と油と石炭の匂い。


全ては機能優先に作られているはずだが、そのフォルムは偶然にしてはあまりに美しく、

時間を忘れて見とれてしまう。


フィルムは当時新しく出た、T-MAX400。扱いやすいが粒子が荒いトライXに比べて

驚くほど微粒子で繊細な鉄の肌の質感を再現してくれた。

こういう微妙な質感を銀塩プリントで出すのは七転八倒する必要があるのだが、デジタルは有難い。

絵的にはローキー、ハイコントラストで「光」を強調してみた。


気乗りしなかった「復活蒸気」もこれで大団円。まあ好き嫌い言わずに行ってみるもんだね。




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ちなみに・・・

風太郎さま

この写真は、サイズからして645ですか?
非常に細部がシャープに出てますね!!
[ 2012/01/25 07:09 ] [ 編集 ]

そう見えるでしょ

狂電関人さま

トリミングで4/3比率にしましたが、これは35mmです。
この写真は撮影以来ネガに眠っていて最近発掘されたのですが、
スキャンしてみてびっくりしました。
最新(当時のだけど)フィルムって凄いなあと見直した次第。
[ 2012/01/25 21:11 ] [ 編集 ]

ということは・・・

風太郎さま

またもや失礼します。
ということは、愛用のOMシステムですか?
ズイコーレンズの解像力はやはり凄いですね!
[ 2012/01/26 07:24 ] [ 編集 ]

ズイコー

狂電関人さま

良く覚えていないのですが、上と真ん中の写真は
ズイコー50mmF1.8で撮っていると思います。

ボディのおまけに付いてきた地味な標準レンズなの
ですが、ここ一番でドッキリするほどの解像と発色を
する、隠れた銘玉と思っていました。

「チーム米谷」はこんな安レンズでも手を抜かなかったという事でしょうか。
[ 2012/01/26 21:54 ] [ 編集 ]

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