大井川鐵道 深秋の候  その11     ラストショット

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   大井川鐡道  田野口     2014年11月




また夜が来た。

川根本町の市街を対岸に望むポイントは、この時間帯しかないだろと目を付けていた場所。

この季節でないと暮れなずみ具合と通過列車のタイミングが合わないのだ。

しかし夜の帳は駆け足でやって来て、絞りの開きと感度UPを繰り返しながらその時を待つ。

瞬く街の明かりは、この山奥にも営々とした暮らしの日々がある事を改めて教えてくれる。


それにしてもこの鉄道は、主に大井川西岸に開ける市街にまるで背を向けるように対岸を走る事が多い。

もともと奥大井の原木輸送や電源開発のための鉄道故、旅客の利便性など二の次だったのだろうか。


そんな事を考えているうちに、ふいに闇を切り裂いて上り列車は定刻に通過して行った。

今回のラストショット。山道は足許もおぼつかないような夜の闇に支配されていた。


( 大井川鐵道 深秋の候      おわり )






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「風太郎の1980年田舎列車の旅」

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[ 2014/12/03 20:09 ] 最近の旅 中部甲信越 | TB(0) | CM(12)

今回もシリーズ楽しませていただきました。
フィルムならば、まだ薄明るいうちに撮影を終えた、
と云うより終えざるを得なかったのに、ディジタルは撮れちゃいますからねえ。
山中で粘り過ぎて帰りの獣道が分からなくなり、冷や汗の経験が二度程あります。
山屋の経験と勘で生還しましたけれど、気をつけねばー!
[ 2014/12/03 23:20 ] [ 編集 ]

こんにちは!
いくらデジタルとはいえ
この時間の撮影は
前後数分で色味が
どんどん変化していき
いつもドキドキですね~

ラストショットに相応しい
素晴らしいショットですね♪
最後まで粘った
読み勝ち、粘り勝ちですね!!
大井川シリーズどれも素敵でした!!
[ 2014/12/04 00:15 ] [ 編集 ]

闇夜の・・・

Wonder+Graphics さま

増感現像等、高度なテクニックがあって初めて可能だった世界が、
試し撮り付きで容易にモノに出来るのですから、いい時代になったものです。

都会人が忘れた本当の闇の恐怖、私も何度か味わったことがありますが、
この時は一応車道上でしたから。
獣道で闇は考えただけでも・・・。


[ 2014/12/04 00:32 ] [ 編集 ]

薄氷を踏むように

happyヒロさま

有難うございます。

ある程度読んだつもりでも、どんどん暗くなって来れば弱気の虫も起きます。
あと5分も遅ければかなり苦しい撮影になっていたかも。
結局最後は薄氷を踏むような撮影になるスリルもまた愉しさよ、という所ではありますが。
[ 2014/12/04 00:36 ] [ 編集 ]

街を避けて

こんばんは。

これはファイナルに相応しい一枚ですね。
遠く町並みの灯りがダイヤモンドのように輝き、
それを避けるように対岸を走る列車の灯りがまた印象的。

でも、本当に線路は街中を避けるように走っていますよね。
本当に街の中心に駅があるのは家山くらいですかね。
[ 2014/12/05 22:17 ] [ 編集 ]

川向う

いぬばしりさま

川根の茶葉生産の歴史は古いようですし、民家や畑を潰しての土地買収は困難だったのでしょうね。
用がありゃ向こうから駅までやって来る、という時代に良くある話。
しかし大井川に架かる橋もごく少なかったでしょうし、
地域住民と鉄道の関わりがいかばかりだったのか、興味深いですね。

神尾の金谷側にも、夜景がなんとも見事な場所がありますね。
[ 2014/12/05 23:13 ] [ 編集 ]

デジタルトワイライト

風太郎さま

いやはやホントこんな時代が来るとは
思いもよりませんでしたね!
リバーサルでやらかした失敗の山は、
今やダイヤル二つほどでその場でチェックでき・・・。
それでも写真のような仄暗さはムズカシイ!!
ナイスショット!!!
[ 2014/12/06 11:43 ] [ 編集 ]

一撮入魂

狂電関人さま

こういう微妙な状況は明る過ぎず暗過ぎずの加減が難しく、
モニターでプレビューしても確信に至らなかったりしますが、それとて事後のレタッチは可能な訳で。
そのうちピント位置も後で決められたりするんじゃないかと思ってしまいます。
写真屋の嗜みとして一撮入魂の気合いは忘れないようにしたいと思いますが。

[ 2014/12/06 17:29 ] [ 編集 ]

楽しませて…いただきました!!

二日から大井川鐵道、浜松鉄道に行ってきます!!

風太郎さんみたいには…なかなか撮影できませんが…頑張ってきます。

それから…今年はギャラリーにも来ていただきましてありがとうございました(*^^*)

来年もよろしくお願いいたします!!

よいお年を迎えてくださいね!!
[ 2014/12/29 08:06 ] [ 編集 ]

傑作を!

くるみ さま

正月から精力的な鉄活動ですねえ。炬燵に籠りきりの風太郎としては感心してしまいます。
寒さは厳しいと思いますが、空気は澄み、光線がきれいな季節です。
傑作を期待しております!

その節はお会い出来てよかったです。
オフの出会いも素敵なものですね。

こちらこそ来年もよろしくお願いいたします。
[ 2014/12/29 20:17 ] [ 編集 ]

風太郎様

対岸には煌めきが一杯ですね
キラキラが綺麗です
それにも増して 列車の窓からの煌めきは平易な言葉になりますが まるで銀河鉄道の世界ですね
水面と山々の色調が同期しています
それは二つの煌めきをさらに増しています

この頃 大井川鐵道撮影されていたのですね
このお写真がそのラストシーンだったのですね
拝見出来たこと 幸いに思っています
有難う
[ 2015/06/22 19:24 ] [ 編集 ]

灯り瞬く頃


りらさま

昼間見ても何だか埃っぽいような風景で面白くもなんともないのですが、
灯りが瞬く頃は一変するであろうと。
この季節にしかない暮れゆく風景と列車のコラボは、
実は周到に狙っただけにイメージ通りにハマればしてやったりですね。
旅の寂寥が迫る時間帯だけに、人里の灯りが優しく胸に迫ります。
[ 2015/06/22 23:03 ] [ 編集 ]

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