凄い写真集

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「日本鉄道美景」 田中和義著  新潮社    表紙は只見線 会津高田の美田


久々にガツンと来る「鉄」写真集が出た。


本屋で何気に手に取ったのだが、風太郎が速攻でレジに向かうことはあまりない。

著者は田中和義というカメラマンで、「鉄」の世界ではあまり聞かない名前と思えば、

「週刊新潮」編集部に属する報道畑の人らしい。2005年あたりから全国の鉄道風景を追っている

のだが、写真のレベルが超絶である。

山、川、海、田園。日本の豊かな四季と変化に富んだ風景をゆく鉄道を捉えているのだが、

この写真集を一言で語るなら「大風景の魅力」。


著作権もあるから中身は控えるが、太平洋の荒波が押し寄せる海岸段丘を細々と辿る日高本線や、見渡す限りの青

田に埋もれそうな南阿蘇鉄道、紺碧の海原を背にした山陰の三保三隅あたり、と思い切りロングに引いた大風景には息を

飲むし、リリカルな風景写真として優れていると同時に、報道出身らしいドキュメンタリーな緊張感に満ちている。


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裏表紙も只見線 会津桧原  こりゃすごいね。


昨今は線路周辺に無用な障害物も多いから、つい「引き」をためらう結果、小さくまとまった箱庭写真になりがち

だが、大風景に対し正面からドカンと対峙した作品は、「ニッポンの鉄道風景」もまだまだ、と再認識させてくれるのだ。 

まあ航空写真のような反則技も入っているから単純に比較出来ないが、違う畑の人間にここまで撮られちゃ、巷の

鉄道写真家もうかうかしておれませんゾ。違う畑だから撮れるのかもしれないけどね。簡単だけど撮影地の地図も

解説に載ってるので自分が行く時のアタリもつけられる。新潮社の回し者ではないが、これで2,300円は激安だと思う。


何より昔の写真じゃなく、素敵な幸福感に満ちた「今」の鉄道風景の叙情が目一杯伝わるのが嬉しい。「鉄」に関

し、いい加減錆付き気味の風太郎だが、「ヨシ俺も」とまた元気が湧くような一冊だ。



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[ 2011/12/07 22:10 ] 日々雑感 | TB(0) | CM(2)

こいつぁ・・・

風太郎さま

凄そうですね!!

さっそく本屋に行ってみよっと。
[ 2011/12/08 07:24 ] [ 編集 ]

いいですよー

どっかーんとロングショットができるお立ち台にまた立ってみたくなります。
[ 2011/12/08 23:28 ] [ 編集 ]

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