只見線逍遥  その4        大志集落

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    只見線  会津川口       2015年5月








大河と、それが悠久の歳月を掛けて刻んだ河岸段丘の間に広がるささやかな平地は、

川が育んだ肥沃な土壌に恵まれる事が多く、この地に根を下ろした人々は僅かな土地さえ漏れなく田畑に変えた。

家々は軒を連ね寺社が出来、次第にムラの風景が出来上がっていく。

そしてさらに色を添えるのが鉄道である。トンネルを嫌った昔の鉄道は、この狭い平地を当然ながらルートに選び、

川と同じ緩やかな弧を描いて古びた社の軒をかすめ、墓地の脇を通り抜けた。

それは沿線のムラをひとつひとつ結んでいく、鉄道の本来あるべきかたちだろう。


大志集落を見下ろす尻吹峠の待ち時間は、そんなムラと鉄道の物語に想いを巡らすひとときも提供してくれる。










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   大志集落






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[ 2015/06/13 21:26 ] 最近の旅 東北 | TB(0) | CM(10)

水位が戻った

良かった!只見川の水位がようやく元に戻ったんですね。
そうなれば、確かにこの尻吹峠からの眺望がいかにも、
というものになりますね。

もう一つ、この付近にある川口駅俯瞰の場所は行かれましたか?
(そちらは少しわかりづらいですが・・・)

[ 2015/06/13 23:14 ] [ 編集 ]

この俯瞰。

風太郎さま

しっとりとした集落が何とも目を引く良い俯瞰ですね!

箱庭ジオラマのようなかわいい沖積平地。
[ 2015/06/13 23:22 ] [ 編集 ]

大俯瞰


マイオさま

上流のダムの補修で水位が随分下がっていた時期があったようですね。
川底が見えているようではこの絵も台無しです。戻っていて良かった。
川口駅俯瞰は場所もよく分からず行っていません。
しかしよくまあこういった俯瞰の場所を開拓するものと感心してしまいますね。
[ 2015/06/14 00:27 ] [ 編集 ]

大志俯瞰



狂電関人さま

超有名お立ち台のようで「日本鉄道美景」にも載っていますね。
集落との絡みという点では沿線でも随一ではないでしょうか。
でもあの水害に何故大きな被害を受けなかったのか、摩訶不思議です。
[ 2015/06/14 00:32 ] [ 編集 ]

風太郎様

一枚目
集落の中に田園があり その集落の中の弧を描く道路があり また鉄道もまた同じように弧を描いています
それは全て川の形状に沿ってのことです
自然の形状はそのままにして 人間がその形状に合わせて暮らしていく
その本来の姿を見る思いがします

二枚目
鳥居があります
神社ですね
集落があれば神社があり そにに暮らす人々の願いが込められています
そこにある列車の走行の無事を祈る方もいるかと思います
神社の風情もたまりませんが そこから望む列車
構図の素晴らしさにも溜息が出る程です
[ 2015/06/14 21:04 ] [ 編集 ]

共に在りて


りらさま

与えられた環境に身を委ね、自然の恵みを必要なだけいただく。
田舎の風景には、人間と自然のそんな共生の記憶がひっそり閉じ込められているのかも知れませんね。
鉄道もまた、その延長線にあったのかもしれません。りらさんのコメントで改めて思いました。

ローカル線には高いフェンスも金網もありません。列車は軒をかすめ、田畑のあぜ道と線路の境目もよく分かりません。
その土地の穏やかな暮らしと共に在る、鉄道のかたちです。

[ 2015/06/14 22:12 ] [ 編集 ]

四季を通じて

こんばんは。

確かに画になる集落ですね、構図もぴったり決まってますし。
それにしても本当に水際すれすれでよく水害に遭わなかったかと。

お写真、雨に濡れた集落とそれを包み込む大河。
しっとりとした、まさに雨季の情景です。
ここの俯瞰は四季を通じて見てみたい場所ですね。
[ 2015/06/14 22:38 ] [ 編集 ]

冬・・・。


いぬばしりさま

基本的に線路際で暮らす人の目線で撮りたいという拘りがあるので、俯瞰はあまり積極的では無いのですが、
ぐの音も出ないような景色を眼下にすれば別です。
仰る通り実りの秋や紅葉の時期にもここに立ちたいですね。
でも一番は冬・・・。大分手前にスキー場があって車もそこまで行けるとは思うんですけどね。
クロスカントリー? 
[ 2015/06/14 23:31 ] [ 編集 ]

川沿いの僅かな平地に寄り添いあう民家、日本の原風景とも言える大志集落の光景です。
昨年秋ここ尻吹峠に初めて立ちましたが、残念なことに水位は低くこうした光景は見ることができませんでした。
豊かな水とともに生活している会津の風景、いつの日にか撮影したいものです。
[ 2015/06/16 22:16 ] [ 編集 ]

稀有な鉄道風景


高辻烏丸さま

そうですか、水位が戻ったのはつい最近なのですね。
リアルタイムな情報に疎く、特にリサーチしないまま行ってしまいましたがラッキーだったという事ですね。
無残な水害の爪痕を見た直後だけに、家々と川が近すぎるのには別の意味で驚きました。
稀有な鉄道風景のひとつと思います。リターンマッチの傑作を期待しております。
[ 2015/06/17 00:13 ] [ 編集 ]

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