

深名線 鷹泊 幌加内 1981年
銀塩フィルムの良さのひとつは、それがある種の絵巻物になっている事かと思う。
初めて北海道を旅する高揚もコマの間に封じられているようだし、巡る走馬灯のようでもある。
ホームに立つ駅員の白いシャツは眩しく、窓を流れる緑が目に沁みた。
気怠く長くそれでもとびきり自由な時間は、夏の日の幻の如く。
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「風太郎の1980年田舎列車の旅」Copyright © 2014 風太郎のPな日々 All rights reserved
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絵巻物・・・・
確かにお写真拝見しているとそう感じます
SDカードではありえないことです
フィルムそれ自体がもう芸術だったのですね・・・今現在もですよね
夏色の日々
今でも鮮やかです
大事にフィルムを保管されていて本当に良かったですね
こうしてデジタル化してネットにアップ出来る時代が来ること
当時は予想出来なかったのではと思います
私たち拝見する者にとっても幸いでした
有難う
風太郎さま
四年早く旅してますが、雨と火山爆発と観光したがりのイソギンチャク提げての旅で
しっちゃかめっちゃかでした。。。
やっぱりあの夏、一人旅したかったなぁ。
りらさま
コマが時系列に添って並んでいますから、時の流れも写っていれば、その時その時の心の動きまで追えるような気がします。
明暗が逆の、いわゆるネガ画像として記録されているのでそのままではどんな写真かもよく分からないのですが、
反転というひと手間を掛けると鮮やかにその瞬間が蘇ったりするのが、銀塩フィルムという奴のなかなか小憎いところなのです。
狂電関人さま
風太郎の旅は、ごく一部の入れ込んだ線区を別にすれば撮り鉄というより乗り鉄だったのが実情なので、
こういうカットが一杯あります。いい加減な撮り方なのでとても作品にはならないのですが、
むしろ構えて撮った写真よりも、その時のワクワクが蘇るような気がします。
初めての北海道、新鮮ではあったのですが、あまり変わり映えのしない風景に夜行の疲れも加わり、
ディーゼルエンジンを子守唄に窓辺でうとうと、という眠気さえ蘇ってくるような。
新宿ニコンでの展覧会、楽しみにしております。
とくにプリントが気に掛かります。
どんな風太郎ワールドを展開してくれるのか、しっかり目に焼き付けたいと思っております。
くろくまさま
有難うございます。ご期待に応えられれば良いのですが。
撮り直しの利かぬ写真の出来は開き直るしかありませんが、
プリントは正解が無い分迷わされますねえ。
これまでプリントとちゃんと向かい合っていなかった故か、
自分の中でのスタンダードが無いんですよね。
でも撮影から30余年、今更ながらそんな迷いを楽しんでいるところもあるのかも知れません。
初日最終日と土日は少なくとも在廊していると思いますので、お会い出来たらいいですね。
ご笑覧下さい。
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